転生したら無敵の殺人鬼になりました7

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前回、殺人鬼Jを捕まえて、その報酬で借家を借り部屋の片付けと荷物を整理し、この世界の1人部屋を手に入れ、ベットに横になり天井をみると、1人の黒いドレスの黒髪の巨乳少女が自分を見ていた。幻覚かと思い、お互い睨む。なんのリアクションもないので、彼女の頭めがけてサバイバルナイフを投げた。スカッと抜け天井に刺さる。少女は信じられないという顔で、なにすんだ!!馬鹿野郎!!と言ってきた。口の悪い奴だったので、君は誰だという。私は幽霊のミザリーと言ってきた。幻覚が酷いので、部屋を出た。台所でミリとマリアが料理を作っていた。彼女達に言った。自分おかしくなった。幽霊が出てきたと。2人は笑いながら、いないよと言ってきた。そうだよな。自分は疲れていると思い、お湯を沸かしコーヒーを飲む。この世界のコーヒーははっきり言って不味い。まるで、泥水、焼きすぎた焼き芋の味がする。女神ポプラのコーヒーが飲みたい。と思っていると、部屋全体が暗くなった。3人は驚き、警戒すると青い火の玉が数個出てきて、ミザリーと言う少女が現れ、言う。 ここから出てけと。 ミリとマリアの2人は叫ぶ。ミリは祈りの言葉を言い、マリアは幽霊に威嚇している。幻覚じゃないなと1人冷静になり、まだ熱い、飲みかけのコーヒーカップを投げた。またすり抜ける。 これでも喰らえと、包丁が空中に浮かび、ミリにめがけて飛ばしてきた。 すぐ身体が対応し、自分の頭に刺さる。ミザリーは驚いていた。ミリとマリアが自分に駆け寄った。主様、しっかりして下さい!ミリも声をかける。ミザリーは驚かせるつもりだったんだ!!殺すつもりはなかった。と。 ミリとマリアが攻撃する。と言っても手当たり次第モノを投げるだけだ。  痛いなと言い、包丁を抜いた。傷は深いが大丈夫だった。ミザリーが叫ぶ。なんで?!深く刺さっただろう!?何故生きているんだと。 腹が立ったので、チート能力発動させた。名前は霊魂掌握だ。ミザリーに近寄り捕まえた。彼女は悲鳴をあげた。霊魂掌握は精神にダメージを与える能力なのだが、生きている人に使うと肉体にダメージを与えるのだ。以前魔物に試してみたら、酷く苦しんでいた。幽霊に効くか分からなかったが有効らしい。 痛い!!やめてくれ!!と叫ぶ。 辞めるわけ無いだろう? これは正当防衛だよと言い、彼女の首を片手で握る。 彼女は泣きながら、もうしないから許してくれと叫ぶ。 苦痛の表情がいい。もっと見たかったが、マリアとミリが落ち着いてくださいと声をかけてハッとなり、手を放した。 ミザリーはゴホゴホと咳き込み、2人にありがとうと言う。 お互い冷静になり、ミザリーが自己紹介をした。自分は以前病気持ちでいつも自宅にいて、気付いたら幽霊になっていたと。 生前の記憶もあまり無いんだと。 自分達も自己紹介した。 自分はカオス、この狼少女がマリア、こっちが貧乏貴族のミリと説明し、冒険者をしていると話した。ミリに聞いてみた。幽霊ってこんな感じなのか?ミリは初めて見たから驚いてます。マリアも同じだった。 自分の知識だと未練があって成仏できないと思い出した。 成仏できないなら自分が成仏させてやろうか?と聞く。 ミザリーは顔をぶんぶん振りながら苦しいのは嫌だと言う。 自分は気になったことがあり、聞いてみた。幽霊になって何年だと。 彼女はう〜んと考えてもう10年位だと言う。容姿からみて多分14、15歳くらいだろう。この借家の値段が安いのは彼女のせいだと思った。 以前住んでた人達にはどう対応していたんだ?そう聞くとさっきみたいに驚かせていたらしい。 この借家から出ないのか?と聞くと出たくても出られないと言う。 試してみた。彼女を連れて外に出た。歩いて3、4步したら消えた。玄関があき、ミザリーは、なっ?無理だろう?と。どう対応すればいいか分からなかった。彼女をどうするかだ。考えてるとミリとマリアがもう夜ですし、食事して明日考えましょうかと。時刻は18時30分だ。明日考えるか。そう考えて温かい食事を取る。自分は水を飲み部屋に戻った。 朝になった。昨日の出来事は夢だと思い、一階に降りる。ミリとマリアが食事を作っていた。やはり夢だったんだなと。ミザリーが天井から出できて自分にコーヒーが出してきた。おはようございます!兄貴!と言う。やはり夢じゃないと。 貰ったコーヒーを飲み、何故兄貴扱いなんだ?と聞く。ミリとマリアから武勇伝の話を聞き、尊敬しましたと。 まさか幽霊に兄貴扱いされるなんて思わなかった。 ミザリーの対処をしますとマリア、ミリ、ミザリーに言って、とりあえず女神ポプラを信仰している協会に出かけた。しばらく待ち神父さんと会えた。出来事を伝えた。すると、あの家は何度お祈りの言葉を行ったが無駄だと言う。神父曰く、あの家には何かあると言う。外に出ると幽霊専門の冒険者達に会い、話した。彼らが言うには、何か彼女を縛る何かがあり、それで成仏できないのではないか?例えば品物や建物が原因ではないか?という。 アドバイスを受けて、借家に帰る。3人がお帰りなさいと言う。ついさっきの話をしてみた。ミザリーは、お祈りの言葉は聞いたが何も変わらなったそうだ。 この借家を徹底的に調べることにした。借家には異常はなかった。物置小屋があるのでそこを調べてみる。 荷物が多く、要らない品物はミザリーに見せては処分した。荷物が無くなりガランとなった。もう一度、中に入り、異常がないかと歩くと、キシっと床が鳴った。砂ぼこりを取ると小さな扉があった。マリアが扉を開けようとするが開かない。ミザリーに聞いてみた。。この扉は知ってるかい?と。 全然知らないと言う。今度は自分が扉にトライした。バキンと音をたて開いた。嫌な匂いがする。鼻が効くマリアは入口からは離れた。マリアをその場に置いて、3人で入る。暗いので明かりが必要だと言うとミザリーが青い火の玉を数個出した。便利だな。ありがとうとお礼を言う。 彼女は照れながらお役に立てならなんでもするよと言う。 階段を降りる。結構降りた。すると小さな部屋にたどり着く。ホコリまみれだが人がいた形跡があった。テーブルにイス、タンスがあった。そして不気味な像があった。何か踏んだ。なんだと思い拾うと骨だ。見た感じ人の骨、助骨だ。よく下をみると、あちこちに骨があった。ミリがヒッと小さな悲鳴をあげた。視線を感じた。バッと視線先をみる。不気味な像だ。ゴリラと牛が合体したようなモノだ。すると、像がひかり、空中を飛び、入口まで飛んだ。急いで追いかける。自分の勘が告げる。アレはヤバいと。急いで外に出るとマリアが魔法を像に向け、魔法を放つ。だが見えない壁のようなものが魔法を弾く。像が大きくなり、3メートル位に大きくなり、牛ゴリラの身体が喋る。久しぶりの外だ!!!と。 封印を解いてくれてありがとう!!と言った。お前何もんだ。と自分は聞いた。牛ゴリラは言った。私はマンゴー!!悪魔だ!!と。流石異世界だと思った。幽霊もいるし、近い内に妖精も出てきそうだ。悪魔マンゴーはミザリーをみて、お前幽霊になったんだな!!と言う。何か関係を感じ聞いてみた。 マンゴーは言った。お前の母親が私を召喚し、死んだお前を生き返るように願ったと。そして私はお前の母親を喰ってやった。死に際にあの女は私を封印したと。すると、ミザリーは泣いた。うわぁ~と泣いた。さて、無事封印も解かれたし久しぶりに人喰うかと。 ミザリーは、泣きながら、殺してやる!!と言って手当たり次第モノを投げる。たがマンゴーには効いていない。マンゴーは町まで飛んだ。急いで追いかけた。 町はパニックになった。突然町に悪魔が現れ、人を襲う。冒険者達が迎撃をかけるが、まるで効いていない。 マンゴーが、美食の皿、と言うと見えない壁が町を包み皆閉じ込められた。 自分達はギリギリに間に合った。ギルドマスターのマリンに会った。皆傷付いていた。ミザリーは、私のせいだとまた泣く。マンゴーが自分に向かって来た。悲鳴も聞けたし、そろそろ喰うか!! ミザリーは喰うなら私を喰えと叫ぶ。自分は気になった。借家から離れているのに何故元の借家に戻らないかと。マンゴーは自分の考えを読んだのか、首にかけているエメラルドのネックレスをみせ、これがお前を縛りつけている品物だ!!お前の母親は最高に美味しかったぞ!!最期までお前の名前を唱えていた!!と大きな声で言う。 マリンは、その瞬間、魔法を放つ。他の冒険者達もだ。だが、また見えない壁が弾く。マンゴーは笑いながら、魔法を放つ。黒いビームみたいなのを放つ。皆、吹き飛ばした。自分達は大丈夫だった。皆諦める目をした。だが諦めないと傷付いた身体を起こす。 自分は、大きな声で笑いながら言った。そんなもんかと言ってやった。 皆驚いていた。マンゴーは自分の態度に腹がたったのか、自分の前に立つ。お前から恐怖を感じないぞ!!むしろ喜びの感情を感じるぞ!!と。 人が苦しむ表情を見たり恐怖した顔、そして諦める目を見たら興奮したのだ。だが、それよりも、ミザリーの泣く顔が見たくないのだ。彼女は死んでるのに笑いながら自分にコーヒーを出し、自分のせいで町のみんなに迷惑かけてしまい、絶望の表情を見せていた。自分はそんな表情見たくないのだ。マンゴーに聞いた。悪魔を殺すのは初めてだ。すぐ死ぬなよ?と。 マンゴーは馬鹿笑いし、私を殺せるなら殺してみろ!!と言ってきた。自分は本来の生まれた才能と試したいチート能力を使う。マンゴーが魔法を使う。さっきの黒いビームだ。だが、発動しない。もう一度唱える。だが出ない。マンゴーは、慌てて違う魔法を唱える。だが出ない。 お前なにをしたのだ!?と言う。カオスはゆっくり近つぎ、マンゴーの顔を素手で殴る。マンゴーは驚いていた。そして、この人間のオーラがさっきよりだいぶ変わっていると。ドス黒い血のようなオーラが周りの人間達にも可視化できたのだ。皆驚いてその戦う姿をただ見ていた。カオスは、ナタを取り出しマンゴーの右腕に切りつけた。 馬鹿め!!こんな傷、すぐ治ると。  だが傷は塞がらない。むしろ出血が止まらない。カオスは右足首を刺す。また傷は塞がらない。マンゴーは驚いて空中に飛ぼうとするが、飛べない。魔法が発動しないのだ。マンゴーは左腕でカオスの肩を掴み全力で握る。だが、力が入らない。カオスはマンゴーの左腕をナタでぶった切る。凄い出血だ。カオスは血のシャワーを浴びながら今度は右腕をぶった切る。マンゴーは悲鳴をあげる。右足首を引きずりながら、逃げようとしたが、左足首を切られて、動けなくなってしまった。マンゴーは、色んな魔法を唱えるが全て発動しないのだ。そしてカオスが地獄の道具箱からノコギリをだし、右足首をゆっくりと切断した。マンゴーが悲鳴をあげながら、もう人を喰わない。約束するからやめてくれと言う。だが、カオスは次は左足首だなといい、またゆっくりと切断した。 マンゴーはお願いします!助けてくれ!!と周りの人間達に頼む。だが、誰も動かない。目の前の現実に誰もが恐怖していたのだ。マンゴーはなんでも聞くから助けてください!!と泣きながらしがみついてきた。カオスは、なんでもか?と聞く。マンゴーは半笑いしながら、聞く聞くと言う。カオスはマンゴーの首からエメラルドのネックレスを取り上げ、お前に本当の殺人鬼の恐怖を教えてやるとマンゴーにしか聞こえないように囁きドス黒いオーラを放ちながら、肉切り包丁を地獄の道具箱からだし、解体を始めた。恐怖で震えてる冒険者達に聞いた。悪魔を完全に殺すにはどうすればいいか?と。 皆、恐怖で喋らない。そんな中マリンが悪魔は心臓を刺すか潰せば完全に消滅するよ。という。それを聞き、カオスはマンゴーを心臓を傷つけることが無いように解体を始めた。マンゴーの悲鳴が止まらない。周りの人間達は、見ることしか出来ない。嘔吐する人間もいた。マンゴーはまだ生きている。気を失ってしまうとカオスに殴られて起こされる。カオスはミザリーに聞いた。コイツに最期なんか言ってやれと。ミザリーは震えて言った。くたばっちまえ!! マンゴーは絶望した顔を見せた。そしてカオスは心臓を潰す。マンゴーの肉片は雪のようにキラキラと消滅しまう。誰も動かない。皆、カオスのオーラに震えていた。ただ1人近づく。狼少女マリアだ。主様、もう終わったよ?だから元に戻ってよ!!っと。可視化したオーラが無くなり、また、マンゴーの魔法の壁も消えた。カオスは倒れた。皆驚いて近づく。カオスは息切れしながら、クッキーとコーヒーが飲みたい。と小さな声で言った。 今回の事件は自分のせいです!!と次の日冒険者ギルドのメンバーに謝った。事の発端は自分の軽いノリで悪魔を復活させてしまい町の人間とギルドメンバーにご迷惑をかけてしまいすみませんと1人1人謝った。皆、遅かれ早かれ悪魔は復活していただろうという。ギルドマスターマリンに事細かく説明した。自分の力だけでなく周りの人間にも協力頼むようにと反省文を書かされる。ハンコも押した。大量の書類で休みが無い。書類が自分を殺しにきていると感じた。やっと終わり借家に帰る。3人迎えてくれた。ミザリーは渡してくれたネックレスのおかげであっちこっち移動出来るようになったんだぜ!!と。そうか。と自分は言った。不老不死だが何か食べたいと言うともう料理があった。オークのステーキがあり、ミザリー以外皆たべた。ミザリーの歓迎会だった。ミザリーは自分達のため冒険者登録し冒険者になったのだ。楽しい歓迎会を終え、1人タバコを吸ってると、マリア、大丈夫!?というミリとミザリーの声が聞こえる。急いで向かうとマリアが顔を真っ赤にして倒れていた。 8巻に続く
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