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強迫症は病気でも障害でもなく、強迫的な気質がマイナス方向へ暴走しているに過ぎない
かく言う谷山も、11年前までは頑固な強迫症に悩まされていました。
その頃までは、本当に、自分の感情や頭の中に浮かんでくることを、意思によってコントロールできると思い込んでいました。そして、それができない自分は、深刻な病にかかってしまっているのだと信じ込んでいました。
そんな谷山ですが、今は強迫症というものを、病気とも障害ともとらえていません。持って生まれた繊細な気質、こだわりの強さが本来的ではない方向に(ざっくり言ってしまえば、よくない方向に)向かってしまっただけの状態に過ぎないと解釈しています。
そう、あくあまで「状態」なのです。
ちょっとしたボタンのかけ違いによって、その気質がマイナス方向に暴走してしまっている、そんなイメージです。
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