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視点を変えれば短所も長所になり得る
マイナスの方向に働いていたこのエネルギーというのは、実はものすごく力強いものです。だったら、それをプラスの方向に変えてあげたらどうでしょう。何だか、すごい力を発揮しそうじゃないですか?
心配性で、細かいところが気になって仕方がないという性質は、視点を変えて見れば、慎重派で、細かいところによく気がつく気質とも言えます。まさに仕事が丁寧な人であり、チェックマン体質です。そつなく完成度の高い資料を作り出せそうですし、書類の不備や誤字脱字なんかも一発で気づけそうです。
実際、確認強迫を経験している谷山ですが、家族の探し物をすぐに見つけ出すことができたり、また、本を読んでいるときに、誤字脱字をよく発見します。一般に出まわっている本にも、けっこうあるものなんですよ、誤字脱字。
なんて言いつつ、谷山のこの本にも誤字脱字があるかもしれません。現に、1ページの「冥倫」さんの漢字が「明倫」になっているのに気づかず、ご本人よりご指摘いただいて訂正したくらいなので(苦笑)
本来、人というものは自分に甘くできているものなのではないでしょうか?
パロディーセレクションより
強迫症を扱った作品……『イン・ザ・プール』
市川実和子さん演じる強迫の民の物語『いてもたっても』は、確認強迫の症状について参考になると思います。
表題の『イン・ザ・プール』では、運動(水泳)を強迫的なまでに行ってしまう人物が主人公です。
なお、原作は奥田英朗さんで、『精神科医 伊良部シリーズ』の第1作。谷山は映画のみ視聴していて、小説は未読なのですが、原作においては「いてもたっても」の主人公は男性とのことです。
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