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「シャムさん、探すの手伝いますわ。」
「本当!? 助かるわ!!」
「シャムさん、その魔導書を見つけやすくするために、まず、あなたの”魔法”を、私の手に当てて下さい。」
「わかったわ。」
すると、シャムは衣服の内ポケットから、1本の杖を取り出した。
”魔法の杖”だろうか? ココロが愛用しているものと違って、木の枝を思わせる、シンプルな杖だった。
「いくわよ。」
「はい。」
「・・・・・」
シャムが小さな声で、呪文を唱えると、杖から”光”のようなものが放出され、ココロの掌に当たった。
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