第1話 魔法少女

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「シャムさん、探すの手伝いますわ。」 「本当!? 助かるわ!!」 「シャムさん、その魔導書を見つけやすくするために、まず、あなたの”魔法”を、私の手に当てて下さい。」 「わかったわ。」 すると、シャムは衣服の内ポケットから、1本の杖を取り出した。 ”魔法の杖”だろうか? ココロが愛用しているものと違って、木の枝を思わせる、シンプルな杖だった。 「いくわよ。」 「はい。」 「・・・・・」 シャムが小さな声で、呪文を唱えると、杖から”光”のようなものが放出され、ココロの(てのひら)に当たった。
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