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シャムの話に、ココロは目を丸くした。
「えっ!? お父様が!?」
「うん。まだ私が幼かった頃だったから、15年くらい前になるかな・・・ お父さんが母国で暗躍している”武装組織”に暗殺されてね。」
「そ、そんな・・・」
「お母さんの話によれば、お父さんは当時、トトリ鳥国を防衛する組織のトップで、皇族からの信頼も厚いとされていた。しかし、父の存在を警戒したのか、その組織に狙われ、殺害されたの。」
(・・・・・)
「お父さんは、東に隣接している”ファーセカンド海”の孤島で、殺害されたみたいなの。あの地域は、全く人が住んでいないから、おそらく、そこに隠れていたんだと思う・・・」
「ひどい話ですわね。」
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