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「”ファーセカンド海”は、一面広大な海でよく迷いやすいから、私はいつも、そこに最も近い、この神殿でお父さんを慰霊しているの。
年が経つにつれて、”ファーセカンド海”のほうから、お父さんのものか、何か魔法のようなものを感じるようになってね。
気のせいかもしれないけど・・・私はこれが何なのか、突き止めてみたくなって、数か月に1回は、ここに来ているの。」
「そうなんですの、・・・ん?」
「どうしたの?」
会話の中、ココロは再び、指をさした。
その先には、半ば水没した神殿の建物だった。
「あの辺りに、あなたの魔法を感じますわ。」
「本当!?」
「私は、海の中を捜索しますから、シャムさんは、空からお願いしますわ。」
「わかったわ。」
2人は会話をやめ、魔導書があると思われる場所を、二手に分かれて探す事にした。
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