第1話 魔法少女

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捜索して、数十分。2人は顔を合わせた。 「ココロちゃん、見つかった?」 「ダメですわ。時間が経つにつれて、魔法を感じなくなりましたわ。」 「という事は・・・潮に流されたのかな?」 (・・・!?) ココロは何かを感じたのか、上空を見上げた。 「どうしたの?」 「・・・移動していますわ!!」 「えっ?」 「誰かが拾って、持ち去っているのかもしれませんわ。急がないと!!」 「待って、ココロちゃん!!」 ココロの言った事が”現実”だとしたら、シャムは確実に、故郷に帰れなくなってしまう。その一心で、ココロは再び、彼女の”魔導書”を追った。
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