第1話 魔法少女

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「ココロちゃん、一体誰が・・・持っているの?」 ココロは浮遊するように、空中を移動する中、シャムはホウキにまたがり、必死に追っていた。その様子に、ココロは疑問を抱いた。 「あれ? シャムさんは”翼”で、空を飛べるはずでは?」 「ふふふ、私達は”鳥人(ちょうじん)”だから、飛行時間、速度に限界があってね・・・ それに疲れちゃうし、故郷では、みんな”ホウキ”で空を飛んでいるのよ。」 「そうなんですの・・・」(私もホウキで飛んでみたい・・・) ”鳥人”も”魔人”と同じだった。 ココロも、海の魔物の血を引いているものの、水中にいられる時間には限りはあるし、泳ぐ速度も、純粋な水棲の種族には、全く敵わない。
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