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”ファースト海”の東部にある”神殿”に、ピンク色の頭髪、衣服を着た若い女の子が散策していた。
彼女の名前は”小倉ココロ”。
小倉兄弟の七子、次女であり、この時は18歳。
お嬢様を思わせる”淑やか”な口調、振る舞いをしているが、兄弟で一番気が強く、プライドを傷つける者には容赦しない性格でもある。
(この神殿・・・どうして、海に沈んでいるのかしら?)
その神殿は、大昔に造られたものなのか、風化が進んでおり、半ば海に沈んでいた。それに全く人気もなく、異常な静寂さも感じる中、幾度となく、荒波が、神殿を叩きつけていた。
(陸地だけではなく、海の中も散策してみようかしら。)
ココロは海へ潜り、水没した神殿を観察する事にした。
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