源氏天一坊

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源氏天一坊

勘定奉行稲生下野守より、源氏天一坊一味は死罪のうえ獄門に処されます。 卯月二十壱日にて品川・鈴ヶ森刑場で刑が執行されます。 またこの主犯格常楽院こと赤川大膳は死罪またそれに準じて狼藉強請をした浪人たちも島流しや江戸払いとなりました。 源氏天一坊が獄門に掛けらるとき・・! 勘定奉行稲生下野守が天一坊に耳打ちを致したそうです。 「父上殿も心に閉まっておりますし・・母上殿には胸を張ってお会いしていけまする」 源氏天一坊は・・こくりと頷きたようであった。 ー終ー
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