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斗真の発言に、みるみる火照る頬。
「〜〜っ、」
あぁ、もう、色々ぐちゃぐちゃだ。
感情がぐちゃぐちゃ、
斗真が私を忘れられてないのが嬉しいし。
今でも...............両想いっていう事実。
「おぃ、芹奈。なんかっ、言えよ、」
自分のセリフに今さら、
恥ずかしくなったのか、私に言葉を求める斗真。
そういうとこ、変わらないなぁ、斗真。
カッコいいこと、クサイこと、
そういうの言ったとき、私に発言を求める。
だから........................
「......っ、忘れらんないじゃなくて、私はすき」
正直に、斗真に言葉を出すと。
「もう2度と、お前のこと離さねー。
って、もし俺が言ったらどうする?」
探るように言葉を発する斗真。
そんな斗真を安心させてあげたくって。
「〜っ、ばか!そんなのっ!
もう2度と離さないで!って言う!!」
そう言って、
ここが居酒屋だということも忘れて。
─────私は、斗真を引き寄せてキスをした。
斗真との〝久しぶり〟の再会は、
私たちが、再び付き合った記念日でもある。
fin.
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