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久賀先輩と結乃ちゃんがトイレに向かって30分。
...............いや、流石に遅くない!?!?
(長すぎだよ.........っ、2人とも、)
心の中で、そう思ったとき。
カランッと、氷が動く音がして。
目の前のグラスをひと口飲んだ斗真。
そして........................
「あの2人、いつもだから、」
下を向いて、静かに呟く斗真。
「ぅ、そう...............なんだ、」
〝合コン〟が始まってからずっと思ってた。
──────斗真と目が合わないって。
だから、2人だと凄く気まずいっ。
気まずすぎて、
私の方も視線を下に向けた。
気まずすぎて、
斗真と2人だと続かない会話。
結乃ちゃんのこと、〝彼女〟なの?なんて。
聞けたらいいのに聞けなくて。
〝何も〟話題がない私たち。
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