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（でも、じゃあなんで斗真は.........？）
心の中で、ぼんやり考えていると。
「久賀先輩と、結乃ちゃんがさ、俺のこと、
いつも心配してるから、勝手に合コンされてんの」
「............合コンって、勝手にされるものなの？」
「俺が知るか」
「あはは、だよね」
だめだ、斗真と目を話すと、
変に緊張して、苦笑いしか出来ない。
（いい加減、2人とも戻ってきてー！）
そう、心の中で叫んだ瞬間。
──────ギュッと、握られた手。
手を握ってきた相手は.........目の前の斗真。
「〜〜っ、ちょ、斗真っ、」
付き合ってた時と、
何も変わらない、大きくて暖かい手。
──────ドクン、ドクンと。
心臓が大きく脈を打っているのが分かる。
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