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お告げ
「――それにしても、本当に巡り合わせが悪いと言いますか……どうしてこう、いつも三日目に限って……」
「……そうね。やはり、日頃の行いが良くないからかしら」
「そんな! 姫様の行いが悪いなど……悪いなど……まあ、無きにしもあらずでしょうか」
「まさかの肯定!? 貴女なら即座に否定してくれると信じてたのに!!」
「……いえ、だって姫様、私に対し度々意地悪なことをなさいますし。まずは、その辺りを真摯に内省なさった方が宜しいかと」
「本気の駄目出し!?」
そう、些か逡巡した様子ながらも告げる七条。全く以て失礼も甚だしい。この私がいったい、彼女に何をしたというのでしょ――
「……えっと、一から申して差し上げた方が宜しいですか? まずは、五歳の頃――」
「さて勝負の続きをしましょうか七条」
そんな私の心中を察したのでしょう、じとりとした目で再び口を開く七条。……ええ、心当たりしかなかったですね。
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