digest 1

1/1

24人が本棚に入れています
本棚に追加
/66ページ

digest 1

M…比較的問題の少ないA-1棟に収監されている受刑者。本名非公表。年齢非公表。恐らく30代半ば〜後半。5年以上収監されているが罪状も非公表。秘密にしていること以外では誰とでもフランクに接する。無駄な争いを好まず面倒見がいいので囚人たちのケアをする世話係に任命されている。 アダム・ヘムズワース…Mよりも長く収監されている受刑者。Mと同じ理由で長年世話係を任されている。30代後半。彼の生活するB棟はA棟に比べて問題を起こしやすい受刑者が多い。 ライアン…A棟の最年少受刑者。成人しているが小さな子供のように無邪気な性格。薬物依存の更生プログラムを受けていたが治療薬減量のせいで後遺症の妄想が悪化している。 ロバート…B棟のボス。施設内で麻薬を捌いている。粗暴で気性が荒い。誰とも友好関係は築いていない。 フリーマン…サン・ノウルズ刑務所の看守長。屈強で大柄な肉体を有し、鬼軍曹と呼ばれ看守や受刑者たちに恐れられている。40代前半。 ローレンス…異例の出世を遂げた若き副看守長。いつも冷静で同じ看守にすら感情を見せない。だが職務に対する熱意は強く、施設内での不正や怠慢に誰よりも目を光らせている。 1.ある夜不自然に看守長執務室呼び出されたM。 2.薬物治療を受けていた受刑者たちの回復が停滞し、棟内の治安が悪化していることをフリーマンに訴えるが、その返答は要領を得ない。 3.どうやらフリーマンが「暴動」に警戒しているらしいことを知る。 4.Mが呼び出された理由は、水面下での暴動首謀者探しと密告者になれという要請のため。 5.同じA棟で生活をする仲間のライアンやエイドリアンは情緒不安定の日々を送っており、日々精神状態を悪化させていることにMは疲弊しきりとなる。 6.副看守長のローレンスを呼び出して再び現状改善に対しての陳情をするが、ここでもやはりはっきりとした答えは得られない。また暴動に関する情報も探ろうとするが、いなされて終わる。 7.アル、ロバートらによるボス達の暗躍(薬物の密売)が一層さかんになる。ロバートはとうとうフリーマンによる制裁を受け、両者の軋轢は悪化する。
/66ページ

最初のコメントを投稿しよう!

24人が本棚に入れています
本棚に追加