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ジョゼフィーヌ 棘のある薔薇
行方不明となった エーメ、自分の従姉の事を思い出すジョゼフーヌ
小さな絵の肖像画だけが残っていった
フランスに移り住んだジョゼフィーヌ達 しかし‥
まだ幼い可愛い娘のオルタンスに 息子のウジェーヌ
小さな子供達‥
「貴方は家庭の事や家族の事はどうでもいいのでしょう?」
鋭い視線でジョゼフィーヌは自分の夫である
アレクサンドル・ド・ボアルネ子爵を軽く睨んだ
「それはお前だろうジョゼフィーヌ
いや、お前の名前の一つローズ 棘のある薔薇」
怒りに満ちた目で彼女の夫は腹立たしく言うのであった
「綺麗な薔薇だが 家庭の管理は何一つ出来ない 十代の若い娘」
続けて夫ボアルネ子爵が癇癪気味に言った
「いや、出来はずだが社交界に忙しい 高い綺麗なドレスばかり欲しがる」
「まあ、その社交界で貴方に仕事を捜してきたのは誰かしらね?」
4年後には離婚する事になる二人だった
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