運命の麗しき皇妃たち・皇帝に愛された妃~薔薇のような美貌の皇妃 エーメとジョゼフーヌ~~【フランス皇帝ナポレオンとオスマン帝国の帝の妻】

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トプカプ宮殿(エーメ)甘い罠 甘い誘惑 トプカプ宮殿の奥 後宮での生活に徐々に慣れてゆくエーメことナクシディル 優しく接してくれるシリアンナ妃のお気に入りとなり 多くの贈り物を貰う とても大きな宝石に綺麗な絹の衣、テイアラや帽子などに様々な丁度品 愛くるしい彼女の美貌が引き立つような色合いやデザイン それから手に入れるのが難しいはずの故郷の仏蘭西の食材に 流行りの小説本に衣装 耳もとで囁く声は何処までも優しく、魅惑的だった。 「確かに囚われの身  でもね‥皇帝は幾つもの大陸にある国々の支配者で 有り余る財を持っているわ 分かるでしょう?」 「恋人はいないと言ったわ 私の可愛いエーメ」「あ、はい」 甘いチャイ、香辛料の入ったミルク紅茶の匂いに美味しい料理の数々が並ぶ 妃からの贈り物 豪奢なダイヤの首飾りをシリアンナ妃 自らがエーメ、ナクシディルの首元に着ける 「あ、ありがとうございます」緊張した面持ちでナクシディル(エーメ)が答えた 微笑しながら彼女が言うのは‥ 「故郷の家族の手紙のやり取りとか?」「!」 「普通なら叶わないけどね でも‥皇帝の妃の一人になれば 多くが叶うわ」 「自分もだけど 家族や大事な友人とかに会えるかもよ」 その言葉に驚き戸惑うエーメ
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