運命の麗しき皇妃たち・皇帝に愛された妃~薔薇のような美貌の皇妃 エーメとジョゼフーヌ~~【フランス皇帝ナポレオンとオスマン帝国の帝の妻】

15/26
前へ
/26ページ
次へ
トプカプ宮殿(エーメ) もう一人の妃 トプカプ宮殿の後宮ハーレム 花々の香りに地位さん作られた人工の細い川に噴水のせせらぎ 小鳥の声が中庭から聞こえてくる 珍しい美味な異国の果実に ひよこ豆、白ゴマなどをペーストに甘くしたホンモス・タヒーネを口にする クッションに寝そべり麗しい麗人 ため息一つ 傍には彼女の子供、小さな皇子が彼女の傍にすやすやと眠っていた 「偉大なる皇帝アドブル・ハミト一世様 私が産んだムスタファ うふふ」 寵愛を得て、妃として権勢を得ていた彼女だったが 「あの仏蘭西(フランス)から来た小娘、まだ身分の低い下級のジャーリエのくせに あのシリアンナ妃が肩入れしているから‥」口元を歪め、眉をひそめる。 彼女は間違いなく嫉妬と将来の不安を滲ませていたのだった
/26ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加