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里帰りする金の髪の美少女エーメ
数年後の事であった 「エーメ」「まあ、メアリ」
修道院の中にある小道で
荷物を抱えた金の髪の美少女エーメに声をかける赤毛の少女メアリ
修道院の中で花嫁修業を始めとした教育を受けていた。
フランス領のマルティニーク島育ちの貴族の令嬢エーメ
メアリは同じくフランス貴族男爵の娘でエーメの仲良しの友人である。
「本当に戻って来てね 帰って来ずに結婚なんて言ったら泣くから
だって、エーメはとても綺麗だから すぐにお嫁に・・」
メアリが潤んだ瞳で拗ねたようにエーメに言った
「はいはい、数年ぶりに故郷の島に戻るだけよメアリ」微笑んで笑うエーメ
「船の出発に遅れますよエーメ」修道院のシスター
貴族の娘達の世話係の一人が声をかけた
「はいシスター」エーメは迎えに来た馬車に乗り込み
大事な姉妹のような従妹ローズ、ジョゼフィーヌの手紙を読む
「まだ小さい赤ちゃんたち、夫の悪口ね ちょっと気が強い処もあるから うふふ」
エーメの独り言
港には大きな船 数年ぶりの里帰り
「ああ、ママンにパパに逢いたい」エーメ
しかし・・船に乗れば…
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