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真一は午後の仕事を終えて、自動車に乗り和樹を迎えに保育園に博は行った。和樹は機嫌よく自動車に乗った。
「お父さん、ありがとう」
「いいってことよ」
帰宅すると秀が勉強していた。
「宿題でも出たのか?」
「テスト勉強だよ」秀は答えた。
「えらいな」真一はほめた。そのあと自室でくつろいでいた。
夜、秀は真一の部屋に入って来た。
「友達が中高一貫校を受験したいと言っているのだ」
「ほお」
「それで秀は同じ学校を受験したいのか?」
「オレは同じでなくていいけど」
「中高一貫校を受験したいのか?」
「うん、そう」
「塾に通うか?」真一は気分がよかった。
「通いたい」
「じゃあ頑張れよ。合格したらいいね」
「嬉しいな」
秀は大学生になるのかもしれない、と思っていたら意識がなくなった。
気が付くと朝だった。昨夜は考えごとを少しした。でも気が付くと眠っていた。朝まで眠れることの快適さを真一は感じた。
また日曜日になったのだった。
和樹は庭で友達と遊んでいた。
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