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そう言い、そのまま戻っていった。
少し言いすぎてしまったのかとも考えたが、なんか疲れた。今日は早く帰って家でゆっくりしよう。
あっという間に7時になった。私は、帰りの支度をして会社から出る。すると、理久先輩が私に話しかけてきた。
「あ。あのさ。この後とかって用事とかってあったりするかな…?」
私はびっくりした。さっき強く言ってしまったことも会って、私にもう話してこないかと思っていた。でも、もし本当に美穂と理久先輩が付き合ってたら美穂に勘違いさせてしまう。でも、私は理久先輩が好きだ。理久先輩は美穂のことが好きかもしれない。でも。それでも。
「ないです!このあと飲みに行きませんか!!」
私は勇気をだし飲みに誘った。理久先輩は来てくれるかな。用事ってまた仕事を任せるために行ってるのかな。それを考えると少し怖くなった。
「え!?いいの?行こうよ!てっきり俺田中に嫌われてるのかと思ったよ」
理久先輩は私が嫌いだと思っていたらしい。私と理久先輩はそのまま飲みに向かった。
「あ。あの。」
私は美穂と理久先輩のことを聴くことにした。私は一杯ビールを一気に飲んで聞いた。
「先輩と美穂さんは付き合ってるんですか?」
すると、理久先輩は驚いた顔で答えた。
「付き合ってなんかないよ。どうしたの?急に」
私はホッとした。今が告白するチャンスなのかな…。でも、聞いてもし理久先輩に好きな人がいたらと思うと怖くて聞けない。でも、私は勇気を振り絞って聞いてみた。
「あ、あの!理久先輩って好きな人いますか?」
理久先輩は一瞬驚いた後に答えた。
「うん。ずっと好きな人いるよ。」
そう答えられ、もしそれが私じゃなかったらと思うと怖い。でも、もしいまここで告白しなかったらこのあとの後悔はでかい。
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