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それからというものの、彼女にヘアアレンジをしてもらうことが日課になった。
はじめは、渋々だった彼女も元々手先が器用だから凝ったヘアアレンジをしてくれた。
編み込み低めポニーテールやお団子ハーフアップ、ポニーテール、低めざっくりポニーテール、ハーフアップ、低めみつあみポニーテール、玉ねぎヘア、たまにふざけてツインテールもさせられたりしたが。
一応やめろよ〜、なんてカタチだけの抵抗をしてみたが、そんな俺をみながら彼女は無邪気に笑いながら今度はディズニープリンセスみたいにしたげる、なんてさらなる悪戯を予告した。
彼女からヘアアレンジした俺の写真を撮られて彼女が俺とのメッセージアプリのトークにその写真を送ってはアルバムにして保存するということが気付けば日常になっていて。
彼女を膝に乗せて彼女の胸を揉んで、キスを交わした。
ねっとりとした潤んだ瞳をしていた。
すこし目尻が垂れていつもと違う彼女、こんな表情をさせたのは俺で俺だけにしかみることができないとおもうと、下半身が熱くなってきた。
『…しても、いい?』
そう聞くと、彼女はちいさく首を縦に降った。
いい雰囲気になったし合意も得たからすこしだけ、その先のことをしようとしたら見回り中の担任に遭遇したから、けっきょくお預けになってしまった。
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