ふわふわと日常＆作品語り（2024年版）

✿『狗の戀 無慈悲な将校に囚われて、堕とされる』読了

『狗の戀　無慈悲な将校に囚われて、堕とされる【電子特別版】 (ジュエル文庫)』(草野 來, 炎 かりよ 著)

---------------------

読み終わりましたପ(⑅︎ˊᵕˋ⑅︎)ଓ
※今回も大好きな炎(ほのお)かりよ先生の表紙絵に惹かれて読みました٩(ˊᗜˋ*)و

このお話、ヒーロー緑雨(りょくう)さんも、ヒロインユキさんも、お互いにとても素直じゃない感じがかなりキュンキュンくるお話でした。
まぁ、ユキちゃんにとっては緑雨さんは大好きなお兄さんを殺した仇なわけで…。
殺したいくらい憎い相手だったんですよね。
酷い折檻のような尋問を兼ねた、いわゆる強姦から始まる2人の情交が、少しずつ変化していくさま、2人の心の緩やかな動きが読んでいてとても心惹かれました。
惹かれ合っているのに素直になれず、周りの状況が2人が求め合うのを許してくれない。
せっかく分かり合えたかに見えた2人が、求め合うが故に裏切った者、裏切られた者として離れていく様は見ていて辛かったです。
でも、だからこそラストや…後ろについていたショートストーリーでは穏やかな2人が見られてとても幸せな気持ちになれました。

要所要所に入る大好きなかりよ先生の美麗なイラストには思わず立ち止まってじっくり見てしまいましたପ(⑅︎ˊᵕˋ⑅︎)ଓ
巻末の表紙絵の色んなバージョンもニマニマしながら見ました❤️

軍人さんが沢山出てくる作品なので、そういうのが好きな人にもオススメの一冊です！
226事件が絡められたお話ですので、歴史的なお話が好きな方にもオススメ(人´Д`*).+ﾟ.

ユキちゃんのことを「貴様」としか呼べない緑雨さんの不器用さが、これぞ軍人って感じでかなりツボでした❤️🤭

（2024/01/31）
日がな一日体調不良でうつらうつらしつつ、目が覚めたらスマホで電子書籍を読んだりして過ごしてます。
本当は起き上がって書きたい！
よそ様の作品を読むと、余計に書きたい熱が膨らむんですよね。