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ビジネスフォンのこと@『とり服』のことも交えつつ
昔勤めていた同族企業系の会社は社屋の最上階に社長のお母様と、ニートの弟さんが住んでいらっしゃいました。
勤め始めて1年くらい過ぎた頃でしょうか。
会社に無言電話がかかるようになりました。
それが日に何度も何度も続くので、上司に相談したところ、次にかかってきた時に、その番号を着信拒否にするといいよ?と言われ。
↑かかった直後に決められた操作をすると、直前にかかってきた番号を着拒出来たんです。
言われるままに次にかかってきた時にくだんの番号を拒否設定にしたのですが。
その数日後――。
上階に住む社長のお母様が事務所に降りていらしておっしゃいました。
「最近ね、会社に何度掛けてもコールするばかりで誰も出てくれないの。電話、壊れてない?」
瞬間、同僚と顔を見合わせて「あ…」と思いました。
着信拒否設定をすると、こちらにはその番号から着信があっても電話が鳴らず、相手方にはずっと呼び出し音が鳴り続けると聞いていたからです。
「調べてみますね」
同僚が笑顔でそう言って、奥様が帰られた後で着信拒否を解除しました。
電話の線が抜け掛けていました、と嘘の報告をして、上からもう一度会社に電話していただきました。
まぁ当然なんですが…
「繋がるようになったわ」
って。
上階には社長のお母様と弟さんしか住んでいません。
ので、社長の弟さんが無言電話の主だ!ってわかってしまって、同僚と「わー💦」ってなりました💦
↑弟さん、色々あって少し気持ちの悪い方だったんで、それも相まって「わー💦」みたいな。
そんなことを思い出しながらの『とり服』https://estar.jp/novels/25993212の「24.岳斗の告白」の章、会社に電話が繋がらないぞー!なアレコレを書きました💦
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記憶が曖昧な部分もあったので、一応書く前にビジネスフォンのこと、ダイヤルイン回線のことなど一通りネットで調べ直しましたが、調べたサイトなどが古くて情報が間違っていたらすみません💦
なお岳斗がとった方法だと、本来は「その電話番号からの着信はお受けできません」とアナウンスが流れるところ、本作の中では上のエピソードに書いた感じで、相手に着拒されていることが分からないよう、ただひたすらにコールし続けるという体裁になっています。
あと、親機で手続きをしたら子番号からも着拒になるかどうかについても事案を調べ切れなかったので、本作の中だけのフィクションとしてとらえて頂けたら幸いです。
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(2024/02/05)
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