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✿『ヤンデレ魔法使いは石像の乙女しか愛せない 魔女は愛弟子の熱い口づけでとける』読了
『ヤンデレ魔法使いは石像の乙女しか愛せない 魔女は愛弟子の熱い口づけでとける (蜜猫文庫)』(クレイン, ウエハラ蜂 著)を読み終わりました٩(ˊᗜˋ*)و
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本作はコミカライズを読んですごくハマって、原作があると知って読みました。
なのでストーリー自体は大体知っている状態で読み始めたのですが、なんて言うかやはり原作は深いですね。
描写が丁寧で、漫画とはまた違った意味でものすごく好きだ!と思いながら一気に読み進めることができました。
ララちゃんのまっすぐな性格、生に対する執着心、そして養い子で弟子だったアリステアくんへの惜しみない愛情。
アリステアさんが彼女のことを本気で愛して執着してしまうのは仕方ないことだと思って読みました。
だって本当に可愛くて素敵なヒロインなんですもの!
ヤンデレ、とタイトルにあります通り、アリステアさんのララちゃんへの愛の深さはちょっぴり病的でそこがまた素敵でした!
ララちゃんを失ったと思っていたアリステアさんが、いつか目覚めるかもしれない最愛のララちゃんのために、たくさん自分の痕跡を遺しておこうとしたシーンなんかは読みながら切なくてギュッと胸を鷲掴みにされました。
読みながら涙をこぼしたシーンがあちこちにあって、なんてすごい作品なんだろう!って思いました。
年下だったはずのアリステアさんが、ある事情でララちゃんが時を止めていた間に、年上の素敵な男性になって…幼い頃と変わらない調子で自分への愛を囁いてくれる。
絆されないわけがないですよね。
最初は幼かった頃のアリステアさんの記憶と、目の前の年上のアリステアさんに戸惑いを隠せなかったララちゃんが、あるきっかけを経て彼への愛に気づくさまは読んでいてドキドキしました。
あらかじめ用意されていた伏線と、それを見事に回収して大団円になるラスト、本当に読んでいて心地よかったです!
ちなみにアリステアさんとララちゃんは初めてさん同士だったんですが、天才的なアリステアさんは石像の姿で眠り続けていたララちゃん相手にイメトレバッチリだったのでそりゃーもう凄かったです🤭(ちょっと初っ端に問題がありましたけどそれはそれでいいエッセンスかと🤭)
そして!
長年かけて溜まりに溜まったララちゃんへの想いの賜物か、アリステアさんの絶倫ぶりには目をみはるものがありました(笑)。
いろんな意味で大好きな作品がまたひとつ増えました!
※アンリミで読みましたが、文庫本ゲット済みです❤️
(2024/05/27)
※今日は土曜の運動会の代休でお仕事お休みです❤️(もちろん小学生組も。そして旦那もアメリカの祝日でお休みなので中2の長男のみいつも通り登校です💦)
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