第十六話 もも色妖精さん

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第十六話 もも色妖精さん

「おはようなのです」 「おはよう。もも♡」 「もも。おはよう」  最近頭ぐりぐり無いのです。嬉しいのです。  あたしは椅子に座りご飯待つ。 「お待たせ」  朝ごはんラム肉。ラム肉噛めないのです。 「頂きます」  ラム肉を一口。  お口の中でとろけたのです。一応関心なのです。  はむはむ  味付けのりも付いてるのです。味付けのりにご飯を乗せてラム肉を巻く。    美味しい。  ご飯進むのです。  はむはむ 「ご馳走様でした」  ご飯の後は洞窟行くです。  お部屋で身支度。くまさんリュックに七つ道具。夢ポシェットを肩にかけリビングへ。 「行ってくるのです」 「どこ行くの?」  ママしつこいのです。 「洞窟行くのです」 「う、うん。わかった。気を付けてね」  あたしは夢に乗り牧場の柵へ。 「みかん。来て!」  みかん来たのです。みかんにヒョイっと柵を超えみかんに乗る。 「みかん。行くのです」  みかんがスピードを上げて行く。  お〜  蜂の巣を曲がり小川を曲がって洞窟に。  洞窟の中、提督来た。 『ももちゃん。こんにちは』 「提督。こんにちは」 「ももいろ蝶々さんはぁ?」 『いや、妖精さんじゃよ』  う〜 『お手手を合わせて、妖精さんこんにちは。と言ってみるのじゃ』  あたしはパーとパーを合わせて目を閉じた。 『妖精さん来て!』  もも色の粒子がキラキラ光り流れて行く。はももに近づき、ももの周りを旋回する。 『おー。妖精様じゃ』 『妖精様が来られたぁ』    あたしは目開ける。 「もも色蝶々さん来たぁ!」 『妖精様じゃて』  あたしは手のひら出し妖精さん呼ぶ。  が流れる様に手のひらに乗る。  妖精さん。あたしの手のひらに座り大きく手を広げ欠伸した。 「妖精さんお名前は?」 「みみ」  みみ体から  可愛いお名前。 「みみ。遊ぼ」 「あそぼ」  あたし妖精のみみ追いかける。妖精のみみ早い。をなびかせる。  う〜 「みみずるいのです」 「うふふ」  妖精のみみはももの頭を旋回しながら上空に上がって行く。  あたしお空見る。  もも色妖精みみいないのです!  う〜  頭のてっぺんで結んでいる前髪が引っ張られている。  あたし頭触る。何もない。  また引っ張る。  あたし逃げる。  前髪引っ張りながらついてくる。  パシッん。  あたしパーとパー合わせた!  お手手の中を見てみる。  もも色妖精さんいない!  もも色妖精さんお空から言った。 「残念でしたぁ〜」  う〜  あっ!  あたしいい事思いついた。  あたしも羽をつけるのです。そして空を飛んでもも色妖精のみみに勝つのです。
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