第十四話 すみちゃんずるいのです

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第十四話 すみちゃんずるいのです

「おはようなのです」 「もも。おはよう♡」 「もも。おはよう」  パパジロジロ見るのです。 「ももどうした。元気ないな」  元気ないのはいつもなのです。 「ママぁ。お誕生日会」 「うん?」 「お誕生日会やって」 「もも。お誕生日まだでしょう」  う〜 「お誕生日会やって!」 「もも。わがままダメよ」  う〜 「パパぁ、お誕生日会」 「もも。もう少しでお誕生日だから待とうね」 「お誕生日会やって!!」 「もも。ケーキ食べたいの?」 「食べたい」  あたし引かない。  パパの目光った。  怪しい。電話した。 「もしもし。ああ。今から行くからヘリ頼む」  夢お姉さんのところだ。  あたしはお部屋に行きリモコンで冷房をつける。ゆっくりの風が髪を揺す。  ベッドに横になるとうとうと。おねむになった。  目が覚めると夢お姉さんいた。 「ももちゃん。こんにちは。今お目覚かなぁ〜」  夢お姉さんにほっぺでほっぺなでなで。  くすぐったいのです。 「支度して行こうか」 「すみちゃん連れて行かなくて良いの?」 「すみちゃんいらないです」  みんなあたし見る。 「うん?すみちゃんと喧嘩したの?」  違うのです。すみちゃん2回もお誕生日会したのです。  ずるいのです! 「すみちゃん2回やった。あたしまだ無い」 「あ〜、なるほど。それで」  みんなうんうんしてる。 「わかった。じゃあ行こう」  ヘリで東京へ。  遊園地で遊び、お外でご飯。  サーロインステーキのお店。  お肉の肉汁がジュワーとお口いっぱいなのです。  美味しいのです。  ご馳走様なのです。  ご飯の後はうとうと。車でぐっすり。夢お姉さんのベッドでおねんね。  美味しい香りするのです。  あたしはリビングへ。  骨付きお肉、チキンステーキ、パエリア、甘辛プルコギピザ、ハンバーグ、生ハムのオープンバケット、いちごタルト、プリン・・・他にもあるのです。  どれも美味しそう。 「頂きます」  骨付きお肉にかぶりつく。骨まで食べいくらい美味しいのです。チキンステーキも肉汁、お肉柔かいのです。ハンバーグも美味しい。  いちごタルトにプリント。  お腹いっぱいなのです。    そして電気消えたのです。 「「「ハッピーバースデー ツゥ ユー   ハッピーバースデー もも   ハッピーバースデー ツゥ ユー」」」  ママ一緒にふぅーしたのです。 「ママぁ、2何?」 「にーてんごって書いてあるのよ。もも、まだ3歳になってないから、3では無いのよ」 「お〜」  美味しいケーキを食べて。  おやすみ。  チュンチュン 「おはようなのです」 「「「おはよう」」」 「ご飯食べたらお家に帰るわよ」  ご飯食べてお家に帰った。
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