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第十八話 もも色妖精さん再び
「おはようなのです」
「おはよう。もも♡」
「おっはよう」
あたし黙って椅子に座る。後ろからパパにハグ。
油断していたのです。目を細くしたのですが、止める気配がないので放っておくのです。
朝ごはん。
レタスにポテトサラダ。ご飯はお魚ふりかけなのです。レタスの葉にポテトサラダを乗せ巻く。
はむ はむ
冷えたポテトサラダとレタスが暑さを吹き飛ばすのです。お魚ふりかけをたっぷりかけ頂くのです。
ご馳走様でした。
ご飯の後は洞窟行くのです。
「お外行くのです」
「いってらっしゃい。気をつけてね」
夢に乗り牧場の柵へ。
「みかん。来るのです!」
『ももちゃんおはよう。朝早いね』
「さあ、行くのです」
『あいよ』
もも色の妖精さんに会いに。
みかんのスピードが上がっていく。
お〜
洞窟着いた。
あたしはみかんから降りよちよち歩く。洞窟奥に提いた。
提督はあたしをみてお目目をキラキラさせている。
きもいのです。
『おはよう。ももちゃん』
「おはようなのです」
『今日は空気が澄んでいる様じゃ。妖精様が現れるかもしれん』
あたしはパーとパーを合わせて
『もも色妖精さん来て!』
・・・ 来ない う〜ん
『もも色妖精さん来て下さい』
「ふぇ〜」
もも色妖精みみはお口に手を当て目を細める。
もも色妖精みみが目を開けると目の前に目を細めて口角を上げているあたしの顔が間近にあった。
「きゃー」
ももいろ妖精ももは洞窟上空にもも色粒子を靡かせ上がった。
「もも。きらい。べーだ!」
ももいろ妖精みみは胸を張り舌をべ〜した。
ジャンプするもも背中に光るものを見つけたもも色妖精みみは遠回りにももの背後をみる。透明の二枚の羽の様なものを付けている。
「もも、これなぁに」
「ももの羽!」
「もものはね?。へんなの」
う〜
あたしはジャンプしたり、走ったりするけれどもも色妖精みみに届かない。
「ふぇ〜」
※
もも色妖精みみと同じ様にお口に手を当て目を細める少女がいる。
少女は妖精みみともものお遊戯会を暖かく見守り辺りを見回す。
提督がいない!
うっしし♡
私はスッと立ち上がり洞窟の外に向かって走り出した。
師匠に鍛えてもらった体力、筋力。
「精一杯試させて貰うわ」
洞窟から出るとすぐに獲物に出会した。
「行くようー」
私は刀を鞘毎抜きクマの首元を叩いた。目の色を変えるクマに溝撃喰らわしたがよろめくだけ。
「熊の弱点は・・・」
「‥みけ‥みけん‥」
「みみぃ〜」
「アニー・・・頑張れ」
「わかったわ。眉間ね」
私は熊の手の攻撃を交わしながら、枝に捕まりくるくる回転。
「アニー」
「今ね」
えいっ
熊の眉間目掛けキックを喰らわした。
ドスンと熊は倒れた。
「やったぁ。やったぁ」
私は右手を天高く上げ決めポーズ!
冒険家は体力、筋力も大事。
「さぁーて、チームの皆んなが待ってるわ。みみ帰りましょ」
ももは・・・消えたもも色妖精みみを探し疲れごろんした。
帰り際、
倒れていた熊を夢ポシェットにしまい帰った。
その日の夕食は熊鍋だった。
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