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26 晩餐
ガダス軍と合流したルーサ-の軍勢は、北から降りてきた伯父の軍勢とともにレグナス城を包囲した。
そこに反ニコラス勢力も加わり、あっという間にレグナス城は落ちた。
その戦いの終結後、イサラスにガダス王から「アイリーンを迎えに行く」という連絡が入った。
その書簡には、「私の娘も役割を終えたので、引き上げさせてもらう」と書いてあった。
レックスは、自分がテレンスの手の上で踊っていただけと知り、ただ茫然とするしかなかった。
アイリーンにテレンスの書簡を見せて説明すると、さすがのアイリーンもここまで父親が計略を巡らせていたのかと驚いて、唖然としていた。
「それで、父上はここに寄るわけですね?」
「ああ。書簡で約束した同盟を取り交わしてから、あなたを連れて国に帰るつもりなのだろう」
レックスの言葉に、アイリーンは釈然としない思いを抱いていて沈黙してしまった。
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