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威嚇射撃で迷彩服の人達が家の中に入ってきた。
家の中は狭い。
5人が横並びには入って来れない。
当然1人ずつ入ってくる。
私は彼らの正面壁を挟んだ部屋にいる。
玄関からこの部屋まで約5m。
迷彩服の人達は警戒しながら入ってくるから、時間はかかってる。
私は素早く窓を開け外に出る。
窓は開けっぱにして瓦礫に身を潜め様子を伺った。
迷彩服の人達は窓が開いてるのに気づいて、窓から顔を出した。
……この瞬間を待っていた!……
私は銃を構え狙いをつける。
相手はフルフェイスのヘルメットを被ってる。
光学兵器が主流の今、恐らく耐光学兵器用のヘルメットだと思われる。
と、なれば物理弾である私の44マグナムレプリカとは相性がいい。
とは言え頭を狙うのは気が引ける。
胸を狙うのが良い。
迷彩服の人が窓から出ようと体を出した時が狙い時!
窓からここまで約10m。
日頃のの練習の成果を見せる時!!
狙いを胸に定めて……。
ドクン……
人に大して発砲するのは初めて。
脳裏には目の前でレーザーに射抜かれた家族の凄惨な風景がよぎった。
カタカタカタカタカタ……
体が小刻みに震え、喉がカラカラになる。
呼吸も乱れて息が苦しい。
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