第 1 章 ~ 強者 ~

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「あ、う……。」 私は銃を下ろした。 相手は敵なの? 単に人違いかもしれない。 ここは大人しく話を聞いた方が……。 呼吸を整えながら瓦礫にもたれ掛かる。 確かにあの迷彩服の人達は怪しい。 でも、敵と決めつけるには情報が足りないよ。 それに単に人違いとか、道を聞きに来ただけかもしれないし……。 「うん、きっとそうだ。」 私は銃を懐にしまいこんだ。 瓦礫の隙間から家の様子をそっと見る。 いつの間にか窓の外に3人が居る。 残り2人は家の中かな? 外にいる3人は小銃を構えてキョロキョロしてる。 「よし!」 私は意を決して立ち上がった。 瓦礫の中から姿を見せた私に気づいた迷彩服の人達。 すると……。 ビム…… 「え? ちょっと!!」 問答無用に銃を撃ってきた。 私は再び瓦礫に隠れる。 「なんなのよ!!」 え? 私狙われてる??? 思わず頭が真っ白になった。
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