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「あ、う……。」
私は銃を下ろした。
相手は敵なの?
単に人違いかもしれない。
ここは大人しく話を聞いた方が……。
呼吸を整えながら瓦礫にもたれ掛かる。
確かにあの迷彩服の人達は怪しい。
でも、敵と決めつけるには情報が足りないよ。
それに単に人違いとか、道を聞きに来ただけかもしれないし……。
「うん、きっとそうだ。」
私は銃を懐にしまいこんだ。
瓦礫の隙間から家の様子をそっと見る。
いつの間にか窓の外に3人が居る。
残り2人は家の中かな?
外にいる3人は小銃を構えてキョロキョロしてる。
「よし!」
私は意を決して立ち上がった。
瓦礫の中から姿を見せた私に気づいた迷彩服の人達。
すると……。
ビム……
「え?
ちょっと!!」
問答無用に銃を撃ってきた。
私は再び瓦礫に隠れる。
「なんなのよ!!」
え?
私狙われてる???
思わず頭が真っ白になった。
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