復讐の始まり

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現場に行くと警察の人があたりの搜索をしていた。 トラジマロープを張り巡らせて近づくことは出来ない。 「うーん、やっぱり近づけないか。」 分かってはいたこと。 警察だって何もしてないわけじゃないもんね。 私が他にないかと周りを見ていると、コソコソしてる人影を見つけた。 「ん? なんだろ?」 ちょっと気になる。 犯人は現場に戻るって言うけど、まさかね。 でも、やはり気になるのでその人物の後をつけることにした。 挙動不審の人物はそのまま裏路地へと入っていく。 私も気づかれないよう跡を着いていく。 すると1件の家の前に向かった。 この家の門もトラジマロープが張ってあり、警察が出入りしている。 「被害者の家かな?」 挙動不審の人物は野次馬に混じって、その様子を小型カメラでとっていた。 「カメラまで使うんだ。」 そうなると益々怪しい。 しばらくすると再び挙動不審の人物が歩き出した。 私は後をつける。 その人物が向かった先はマンションだった。 マンションに入るとエレベーターに乗る。 私も慌ててエレベーターに乗り合わせた。 3階で降りる人物に続いて一緒に降りる。 角部屋に入るのを見届けてから近づいていった。
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