復讐の始まり

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「ハッ、小娘風情が体に合わない銃でおどそうってか?」 ま、当然の反応よね。 でも、まさか私が単なる脅しをしてるんじゃないってわかってもらわなきゃね。 こんな時ように銃にはサイレンサー(消音装置)をつけてある。 私は中腰のその男に発砲した。 ブチッ…… ベルトのバックルを撃ち抜き、ベルトを切った。 そう、となれば自然の摂理。 ズボンがずり落ちるよね。 柄物のトランクスが丸見えになる。 「いやーん、変なもの見せないでよ!」 「お、お前がやったんじゃないか!!」 男は慌ててズボンをあげるとこっちを睨んだ。 「どう? 話す気になった? これが単なる脅しじゃないってのはわかって貰えたと思うけど。」 まだわかんないようなら、今度はどうしようか? こんなところでストリップショーをさせるのもなんだし。 てか、興味のない男性の裸もみたくないし。 大人しく話を聞かせてくれるといいんだけどな。 「ケッ、まぐれ当で喜ぶなよ!」 男は片手でズボンを押さえ、もう片手で銃を握った。 やっぱりこうなるよね。 私はすかさず銃を放つ。 相手のレーザー銃に弾があたり、はじき飛ばした。 「これでもまだ抵抗する? なんなら次は当てるよ?」 あんまり時間取られる訳にも行かないしね。 ちゃちゃっと話してくれれば、警察なりに届けるんだけど。 おっと、そうだった。 供述を取るなら録音しとかないとね。 ボイスオンリーの録音を開始。 これで言質は取れるよね。 後で警察に突き出してやるんだから!! 私はにっこり微笑んだ。
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