復讐の始まり

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食事を終えて帰宅した私は早速荷物の整理を始めた。 N-GYAで降りるためだ。 リベンさんが迎えに来てくれる手筈になっている。 待ち合わせまであと2時間程。 「まさか途中下車するとは思わなかったよ。」 しかもK-SGIにトンボ帰りとは。 せっかく警察から逃げてきたのに……。 組織と言えば【蒼い原石】はどうなったんだろう? K-SGIではそれなりの勢力のハズよね? それも自称次期大統領と精通してたんだもんね。 自称次期大統領は既に絶命してて、ニュースにも流れた。 【蒼い原石】は後ろ盾を無くしたってことよね? 後ろ盾が無くなった勢力なんて簡単に潰されかねない。 今持ってK-SGIは戦場なんだから。 けど私の地元は【蒼い原石】の勢力範囲内だったけど、もちろんK-SGIにはほかの勢力もいる。 あんまり関わりがあったわけじゃないから知らないけど、紛争はまだ続いているもんね。 政治絡みの組織……。 一体どんなやつなんだろう? 少なくともコレデさんが疾走した当初からあった組織なんだろうけど……。 「新進気鋭の【蒼い原石】とは違うよね。」 規模も違うだろうし後ろ盾も違う。 政治に関与してるんだろうけど、想像もつかない。 お師匠様がいてくれれば何か知ってたのかもしれないけどね。 「まあ、ないものねだりしてても仕方ない。 まずは情報屋に向かわないとね。」 情報屋のマナーは教えてもらった。 今度こそちゃんと対応出来る!! リベンさんを守らなくちゃね。 私は決意を新たにした。
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