復讐の始まり

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ど……どうしよう。 男の人と混浴? お師匠様とも入ったことないのに。 お酒のせいかそれとも別のなにかかわかんないけど、顔が真っ赤になってる。 この湯船は広くって2人入ってもゆったり足を伸ばせる。 てか、4人ぐらい入れるんじゃないかってくらい広い。 その中でリベンさんと2人で湯船に浸かってる。 しかも肌が触れるくらい近くで。 「いい湯だな。」 グラスを傾けながらリベンさんが言う。 その雰囲気はちょっとカッコイイかも? いやいやいや、私何言ってるのよ!! 酔ってる? 酔ってるんだね、きっとそうだよ。 私は顔の火照りを誤魔化すため、一気にカクテルを飲み干した。 「ハハハ、そんなに一気に飲むとすぐ回るぞ。」 「そんなことよりタオルくらい巻いてよ!! レディの前で裸になるなんて!!」 デリカシー無さすぎよ!! 思わず立ち上がって指を突きつけた。 グラ…… 「は……れ……?」 長湯しすぎたのかな? 目の前がグルグル回って……。 「お、おい……しっかりしろ……。」 リベンさんの声が遠くで聴こえる。 でも、目の前グルグル……。 体もポカポカ……。 なんかフワフワして……。 目の前が真っ白になって行った。
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