5人が本棚に入れています
本棚に追加
「壺なんて無いよね?」
これで一通り調べたわけなんだけど、暗緑の壺なんてなかった。
コレデさんは一体壺をどこに隠したの?
暗号解読したのに、肝心の暗緑の壺のありかが分からない。
これじゃ振り出しに戻る、だよ。
「仕方ない、一旦宿に戻るか。」
暗号の解読間違いかもしれないし。
一旦みんなで作戦会議開かないとだしね。
私はコレデさんの部屋を出るとリベンさんの部屋へ向かった。
扉を開けると……。
「何してるの?
リベンさん。」
リベンさんが部屋の模様替えをしてた。
いや、違う!!
なんか色んな本をどうにかしようとしてたってのが正しいかな?
「ま、待て。
勘違いするな。
コレは……その……。」
怪しい。
一体何をしてたのよ?
その本に視線を移すと……。
「きゃーですの!!」
え?
何事???
峰さんの悲鳴が響き渡った。
1階の方だよね?
私は慌てて階段を駆け下りた。
峰さん何やったの?
そしてなんで悲鳴なんてあげるのよ!!
せっかく隠れて入ってきてるのにバレちゃうじゃない!!
不安半分焦り半分で1階の声のした方に向かうと……。
最初のコメントを投稿しよう!