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「うむ、いつもながら料理は美味いな。」
「えへへ。」
褒められちゃった。
私がニヤついてるとお師匠様は。
「これくらい銃の腕も上がれば申し分ないのだが。」
「そ、それは……。」
思わず言葉に詰まる。
戦災孤児として拾われてから2年。
お師匠様と2人の生活は私が家事全般をしてる。
お師匠様の生活力はほぼ皆無。
お料理もできないし洗濯なんかもできなかった。
私と暮らす前なんてどうやって暮らしてたのか?
って心配になるくらい。
見かねて私がやる事にしたの。
そしたら代わりにって、生き延びるための訓練をつけてくれるようになった。
毎朝体力作りと射撃練習。
しかも光学兵器主流の昨今、未だに火薬の44マグナムレプリカ。
私の体には大きすぎる銃だけどお師匠様はそんなことお構い無し。
反動も大きな44マグナムレプリカで射撃練習やサバイバル訓練をしてくれる。
まだ、お仕事のお供はさせて貰えないけどね。
私が拾われたのが、恐らく12歳の時(戦争中だったから今の年齢が分からない)。
あれから2年たった今でも、お師匠様から認められていない。
ちょっと凹んじゃうよね。
運動神経はいいほうだと思うんだけどな。
でもでも、いつかはお師匠様とお仕事するのが夢なんだ。
お師匠様に認められるまで頑張るのだぁ!!
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