小林陽子という女性

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小林陽子という女性

地方の国立大学を卒業した小林陽子は 小さい頃から近所でも評判の〝良い子” 学校でも優等生と言われる程の才媛だった 大学時代もよく言えば品行方正... 男性とは全く縁のないキャンパスライフを 特段不満に感じる事も無く むしろ自由を謳歌出来ると...楽しんだ 卒業後は第一志望だった大手企業に就職 総合職として 現在は初期配属された本社の 「営業部」に所属している 社会人二年目として 希望に胸を膨らませながら 意気揚々と仕事をする日々を過ごしていた 勉強ばかりしてこれまで一度も 恋愛をした事がない娘を心配して 大都会での暮らしを躊躇った両親だったが チャンスを活かしてみたい!という 陽子の熱意に絆され送り出すことにする だが、その決断を悔やむ事になろうとは... 誰もが進むべき道を間違える事になるなど 想像だにしていなかった
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