転生したら無敵の殺人鬼になりました9

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前回、マリアの発情期のせいで周りを巻き込んで最期はギルドマスターマリンのおかげで何とかなり、マリアが治り、初の4人で依頼を受けることになりました。 薬草依頼だったので楽に出来ると思っていたが楽ではなかった。依頼は自力草と言う植物だ。日本で言うなら、アロエに近い植物だ。だがここは異世界。日本の世界とは常識が通用しない。 この自力草は動く。しかもネズミ位の素早い動きだ。皆で捕まえようとするが捕まえられない。幽霊のミザリーの念動力で捕まえた。1人ならまず無理だと思った。ミザリーのおかげで20本取れた。 クタクタになりながらギルドに戻った。受付嬢ラウラに自力草を渡した。査定しますから、待つてくださいねと言う。いい値段しますようにと願う。受付嬢ラウラが15分位で来て、50万ポプラで買い取りますと。 依頼料よりも高くないですか?と聞くと自力草は普通遠距離から攻撃し、ある程度動けなくなってから、採取するんですよ。この自力草は無傷なのでこのお値段にしました。と。財布管理のミリが貯蓄は以前の依頼料も含めて現在1500万になりました!!やった!と喜んでいる。今日は外食しましょう!!と言う。たまにはいいかと思っているとギルド協会の扉が開いた。15人の冒険者らしい。ラウラが彼らにお帰りなさいと言う。冒険者達が彼らにおかえりと皆声をかける。自分は知らないからとりあえず無視しし水を飲みながら、冒険者達に彼らの事を聞いた。彼らは、キツネ狩り、と言うメンバーらしい。15人で難しい依頼をこなしていてこのギルドの最高戦力とのことだ。キツネ狩りの装備を見る。彼らは 日本にいた時の装備、銃器を持っていた。あまり銃器には詳しくなく、日本にいた時は、自衛隊に3年勤務していたが、知らない銃器だ。自衛隊の装備ではなくどちらかといえば外国の装備に見えた。自分の視線を感じたのか、リーダーらしい若者が近いてきた。まだ16,17歳の黒髪の青年が自分に近づき、一言言ってきた。あなた日本人ですよね?と。なぜそう思ったんです?と答えた。年下の彼に敬語を使う。俺は流れる人と書いてリュートと言います。と。自分も日本人ですが、この世界ではカオスと名乗っています。と答えた。なぜ偽名なんですか?水を飲み干し、話す理由はないですね。と言った。お互い協力しましょうよと言うが自分は断った。自分しか信じてないからだ。だが、ここ最近は違う。マリア、ミリ、ミザリー達が自分を、おかしくさせた。彼女達を信頼し、また彼女達もカオスを信頼している。 ズケズケと話す人間やペラペラと話す人間は信じてないのだ。リュートがまた喋る。あなたは悪魔を倒したんですよね?しかも危険レベル最高7ランクの悪魔を!!と。皆さんはあなたを魔王と呼んでいますよ?。冒険者達は自分を魔王と呼んでいたのは知っている。だが、皆ではないが親しみを込めてそう呼んで笑う。気にしませんよとリュートに言ってやった。すると、マリア達が喋る。お断りしますから、関わらないでくださいと、発言した。彼女達も自分と同じ考えであった。強い人同士手を組むべきだとリュートは言う。だが、断る。勘が告げるのだ。コイツから離れろ、関係持つなと告げる。このやり取りを見ていたリュートの仲間の1人がカオスに銃口を向けて言う。 手を組まなければ撃つぞと。ギルド協会では武器の使用と喧嘩は駄目ですよ?とカオスは冷静に説明した。他の冒険者達も、そうだ、そうだと言う。リュートと同じ年齢の彼女はどうも気に入らない事はすぐ頭にくるタイプらしい。仕方ないと答え、模擬戦して勝ったら手を組むよと提案した。自分が勝ったら諦めなさいと言う。彼女はよっしゃー!!と叫ぶ。リュートは頭を抱えながら了解したと言う。 一対一の勝負で降参するか、死んだ方が負けの勝負だ。ギルドマスターのマリンがそう言い、地下の闘技場で行われる事になった。リュートが言う。彼女はロゼと言い、血気盛んな女性で、自分の妻ですと言う。興奮してきた。命乞いをするまでゆっくりいたぶってやろうか。君は奥さん何人いるのですか?と冗談で聞いたら彼女をいれて5人ですねーと笑いながら言う。なんか腹がたった。対人戦ですからゴム弾使いますからと言うので、自分は言う。殺すつもりで実弾にしなさいと提案した。リュートは驚いて、駄目ですよ!?と言うがロゼにも聞こえるように、自分を倒すには実弾でないと降参しないし、実弾でないと死なないよ?と煽った。リュートはムッとした顔になり、ロゼはぶっ殺してやる!!!と怒鳴る。 後悔しないでくださいねとリュートは言った。実弾の威力、また、自分の肉体にどんな状態を与えるか試すには良い口実だ。 お互い闘技場に立つ。向かいながら自分は宜しくお願いしますと言った。彼女はぶっ殺してやる!!それさっき言ったじゃないか!?とツッコミを言った。闘技場は冒険者達がワーワーと大きな声で叫んでいる。鬼神のロゼ、頑張れ!!自分に対しては魔王カオス!!悪魔を倒したみたいに殺せ!!と。 マリアが主様は魔王なんかじゃない!!と他の冒険者達に怒る。ミリは死なないでくださいね?酷い怪我ならすぐ降参してくださいね?と泣きそうな表情をする。ミザリーは兄貴が死んだら私の仲間になりますね~!けど、兄貴が絶対勝ちますから!!と笑いながら言った。彼女達の顔、声援、そのおかげなのか、さらに興奮してきた。 リュートとロゼには悪いが、遊び相手には良いなと思った。 そして、試合のコングが鳴った。カーンと鳴る。ロゼがマグナム?をカオスの左腹に2発と右足首と内もも4発当ててきた。カオスが片膝になる。ロゼが弾切れした拳銃に弾を補充し、バン!!バン!!とカオスに当てる。頭を狙わずジワジワと発砲してくる。マリア達が悲鳴をあげながらもうヤメて!!と審判に言う。だが、カオスがまだ大丈夫だというジェスチャーをする。 一方的な射撃にカオスは動かない。ロゼはつまんなと言いながらカオスに近づき、カオスの頭に銃口を突きつけ、アバヨと言って、引き金を引く。 悲鳴が聞こえる。それはロゼの悲鳴だ。皆、カオスが死ぬと思っていたのだ。だが、カオスは生きていた。頭に1発受けていた。眉間に食らっていた。身体を立ち上げた。血は出ているが、撃たれた弾丸を虫に刺されたようにポリポリとかきながら立ち上がる。そしてナタでぶった切ったロゼの左手を拾い、全力で右足で踏みつけた。ぐちゃぐちゃと潰れた。クソ野郎!!と言いながら、カオスから距離をとり、治癒魔法?なのか、ロゼの左手首の出血が止まる。そして右手でサブマシンガンを撃ってきた。数発当たるがまだ左手が痛むのか、弾が観客達に当たる。皆、悲鳴をあげながら隠れる。このやり取りがさらに自分を興奮させる。 弾切れになり、サブマシンガンを捨てて腰から拳銃を出しまた撃ってきた。今度はよく当たる。6発撃ち終わった。今度はナイフを出し、自分に突撃してきた。心臓を刺した。これで死ぬ奴はいねぇぞ!!!とロゼは叫ぶ。 カオスは痛いだけだなと思い、彼女を抱きしめる。なんで死なねえんだ!?と。カオスは力一杯にして彼女を抱きしめる。ゴブゴブと血を口から出す。まだ楽しみたいという欲求があり、抱きしめるのを止めた。彼女はフラフラしながら、右手でカオスの顔を殴る。だが、効かない。また、会おうねとカオスは笑みを浮かべ、ロゼの顔面を右手で殴る。これが決め手だった。体重の軽い彼女はよく飛んだ。観客席まで飛ばした。審判が、彼女を見て判断した。顔面が原型を留めていなく、また、気を失っていた。勝者、カオス!!と言った。救護班急いで!!死にかけていると叫んだ。観客達はこの出来事を一方的な暴力だと呼んだ。 勝負に勝ったカオスも治療を受けた。が、もう傷は塞がり、ケロッとしながら、熱いコーヒーを飲む。先生は驚いていた。あなたは何者ですか!?と。ただの魔王ですねーと言ってやった。 マリア達が迎えに来てくれた。すると、マリアとミリがカオスの顔にビンタしてきた。この行為にカオスは理解できなかった。自分を傷つける戦いしないでください!!と2人は泣きながらしがみついてきた。幽霊のミザリーは、兄貴、マジで魔王なん!?と聞いてきた。それもガチトーンだった。人類を守る魔王がいてたまりますか!!とツッコミをいれた。 すると今度はリュートが訪ねてきた。負けたんで諦めます、と。リュートがあなたのチート能力が分からないですと言ってきた。その話しを聞いていたマリアが主様は、凄い強い人だからチート?よく分からないけど死なないよ!!と。 敵にまわしたくないです。と呟く。力加減で倒したロゼはどうしましたか?と聞いた。リュートは苦虫を噛み潰したよう顔で言った。顔面は元に戻らす、あなたの戦い方で全てが怖くなり、夫の自分にも怖いと叫ぶようになりました。と言う。嬉しい気持ちだ。これだから、殺人鬼をやっていてこの出来事は嬉しかった。また興奮してきた。リュートに言う。彼女が無理なら、君たちが自分に復讐すればいいと。リュートは大切な人を失った人と同じような怒りを出し、機会があったら、必ず、あなたを倒します。ロゼと同じようにしますからと言う。 自分はそれを聞いて、その時を楽しみにしますね。自分の治療も終わったので帰ります。お疲れさまでした。と言いながら部屋を出る。マリア達も付いてくる。 この出来事が後に大事件になるのは誰も知らない。女神ポプラも想像できなかったと思う。 10巻に続く
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