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琴子の心の奥底である感情が沸騰するかのように湧き上がる。
”この人にだけは絶対死んで欲しくない”
と。
ただ、不甲斐なくアタフタとしている琴子は、その時、パニックで忘れていたたった1度のチャンスを琴子は思い出した。
あっ……あれなら!!
僅かに希望が宿り、息を大きく吸い込んだ。そして腹に力を入れて叫ぶ。
「レボリューション……!!」
とりあえず……
このふざけたセリフを考えた奴を呪いたい!
ガラ───────ッッ!!!
直後の事。間髪おかず、すごい勢いで扉が開け放たれた。
犯人だ。
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