㉕ 永遠の色

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 近くのテーブルに背中を乗せられて、仰向けになったロランは、待ちきれなくて、ダーレンの指をペロペロと舐めた。  一気に興奮して鼻息が荒くなったダーレンは、ロランの後ろを広げながら、自身をぐっと深く突き挿れてきた。 「んんんっあっ、あぁっっ!」 「くっ……」  ダーレンの熱くて太いモノに壁を擦られると、ロランはすぐに達してしまう。  何度やってもイケなかったのに、今はその反動なのか、少し揺さぶられて、前を擦られたら、すぐに出てしまう。  今も、ぴゅっと勢いよく飛んだモノが、自分の頬まで濡らしてしまった。  ニヤリと笑ったダーレンは、それをペロリと舐め取って、そのまま口付けをしてきた。  苦い味が口の中に広がって、思わずむせそうになるが、激しい口付けは、それを許してくれない。  唾液と共に飲み込んで、ダーレンの背中に手を回した。  すぐにダーレンは律動を始めて、パンパンという音が室内に響き渡った。 「はぉ……はぁ……あ、あ、あっ、んんっ、ああっ」  ロランは喘ぎながら背を反らせて顎を持ち上げた。  全身を駆け巡る快感に、身体中が痺れてしまう。  薄く目を開くと、自分が描いた絵画達に見られていて、変な恥ずかしさから、クセになりそうな快感へと変わっていた。  もっと  もっと見てほしい  一つになって  溶けるところまでぜんぶ 「ロラン……ロラン……」 「あっ、だ……ダーレン……さ……、んあっっ」 「……くっっ!」 「あ……ああ……ぁ……ぁ……ぅぅ……」  ダーレンは達しても動きを止めない。  ドクドクと注ぎながら、腰を動かすので、よけいに快感が止まらなくて、ロランは痙攣するように体を揺らした。 「すき……ダーレンさま……」 「俺も……好きだよ……ロラン」  この瞬間がたまらない  抱き合って、どろどろになって  好きだと言い合って、唇を重ねたら、もう何もかも満たされて、本当に二人で一つになったのだと感じた。  なくしたと思っていた過去の自分に囲まれて、みんな良かったねと言って微笑んでいるように見える。  ロランは止まらない快感の余韻を、ダーレンと貪るように分け合った。       ※※※      
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