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近くのテーブルに背中を乗せられて、仰向けになったロランは、待ちきれなくて、ダーレンの指をペロペロと舐めた。
一気に興奮して鼻息が荒くなったダーレンは、ロランの後ろを広げながら、自身をぐっと深く突き挿れてきた。
「んんんっあっ、あぁっっ!」
「くっ……」
ダーレンの熱くて太いモノに壁を擦られると、ロランはすぐに達してしまう。
何度やってもイケなかったのに、今はその反動なのか、少し揺さぶられて、前を擦られたら、すぐに出てしまう。
今も、ぴゅっと勢いよく飛んだモノが、自分の頬まで濡らしてしまった。
ニヤリと笑ったダーレンは、それをペロリと舐め取って、そのまま口付けをしてきた。
苦い味が口の中に広がって、思わずむせそうになるが、激しい口付けは、それを許してくれない。
唾液と共に飲み込んで、ダーレンの背中に手を回した。
すぐにダーレンは律動を始めて、パンパンという音が室内に響き渡った。
「はぉ……はぁ……あ、あ、あっ、んんっ、ああっ」
ロランは喘ぎながら背を反らせて顎を持ち上げた。
全身を駆け巡る快感に、身体中が痺れてしまう。
薄く目を開くと、自分が描いた絵画達に見られていて、変な恥ずかしさから、クセになりそうな快感へと変わっていた。
もっと
もっと見てほしい
一つになって
溶けるところまでぜんぶ
「ロラン……ロラン……」
「あっ、だ……ダーレン……さ……、んあっっ」
「……くっっ!」
「あ……ああ……ぁ……ぁ……ぅぅ……」
ダーレンは達しても動きを止めない。
ドクドクと注ぎながら、腰を動かすので、よけいに快感が止まらなくて、ロランは痙攣するように体を揺らした。
「すき……ダーレンさま……」
「俺も……好きだよ……ロラン」
この瞬間がたまらない
抱き合って、どろどろになって
好きだと言い合って、唇を重ねたら、もう何もかも満たされて、本当に二人で一つになったのだと感じた。
なくしたと思っていた過去の自分に囲まれて、みんな良かったねと言って微笑んでいるように見える。
ロランは止まらない快感の余韻を、ダーレンと貪るように分け合った。
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