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「助けてあげなくてごめん…っ、ごめんね…」
ーーねね!私達、友達になろうよ!
どうして私はあんな夢を、見てしまったのだろう。どうして…。
あんなにキラキラしている思い出が、あるにも関わらず私は…、自分勝手で身勝手な行動を取ってしまっていたのだろう。
楓の背中にそっと手を伸ばす。
「ごめんね」ともう一度放ったその時、被さるように楓が口を開いた。
「さくらちゃんは…っ、この先もずっと…、私にとって1番大切な友達だよ…っ」
その言葉を聞いた時、私は大切な事に気付くのが遅すぎたかもしれない、と酷く思った。
「ありがとう、楓。」
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