89 淫売※モブユン

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89 淫売※モブユン

               六度目は――また仰向けでジャスル様に犯されているユンファ様の、その桜色の美しい裸体に次々…男たちの精が吐きかけられてゆく。…ちなみにこれは、()()()と称されてのことだ。 「…んぷ、…は…、…はぁ…、ひ、…う、…うぅ…」  その歪んだ美しい顔――赤い唇、口の中――桜色の胸板、赤らんだ乳首――たおやかな黒髪…――細長く白い脚…――平たい腹、そして、ぬちぬちぬちと速くジャスル様が行き来する結合部…――男たちは思い思いの場所に射精するため、どんどんとユンファ様の全てが汚されてゆく。 「…ぁ…ぁ、ぁ、ぁ、♡ もう、…だ…ッ♡ あァ…〜〜〜ッ♡♡♡」  そして――その最中に絶頂したユンファ様を、男たちは一斉に嘲笑ったのだ。…彼が、腰から顎までを弓なりに反らせて目をきゅっと瞑り、ぽーっと顔を歪めながらビクビクと身体を跳ねさせている中、…その恍惚としていながらも、顰められた顔に射精した者までいた。 「…雄の匂いに興奮したか、達しおったぞ」 「清純そうな顔して、根は淫売かもしれんわなぁ…」 「精液まみれがお似合いよな、蝶はなぁ、ククク…」 「さすが蝶族よ、…体が男に媚びておるわ、ほほほ…」  あわやジャスル様の側室ともあろうお方に、首を跳ねられかねぬ侮辱の言葉たち。――しかしジャスル様はそれを咎めるどころか、…ユンファ様の柳腰を掴み、より興奮したのだ。   「雄汁に気を遣ったかユンファ、どうしようもない淫売めが! ワシが恥をかいたではないか馬鹿者、反省しろ! 淫汁まみれで孕め! 孕め、妊娠しろユンファ!」 「……ぁ、…あぁ…ごめんなさい…、ごめんなさい、ごめんなさい……」    ユンファ様は激しくナカを掻き回され、揺さぶられながら、壊れたように虚ろな顔をし――ただただ、射精されながら謝った。      八度目――ユンファ様は、自ら結合部を見せ付けるよう命令された。…寝そべったジャスル様の上、脚を大きく開くように言われその通りにし、彼は腰を上下させている。 「ほれ、しかと見せてやらんか、お前が今から種付けされる瞬間を…っ」 「…はぁ…は、…んぷ、見てください…、…み、見て、ください……」    自身をペチンペチンとジャスル様の肥えた腹に叩きつけながら、ぬちぬちと腰を上下させるユンファ様は、もはや欠片も逆らうことをしなくなっている。――体中にぶちまけられた精は、乾いたものもあれば、いまだぬるりと光っているものもある。――彼らの側に立ち、しゃぶれ、扱け、と言われた男たちのモノを握っているユンファ様は、顔をモノに向けて舐めしゃぶりながら、腰を動かしている。    純愛に憧れていたユンファ様が――今やまるで、男娼のようである。…しかし拙いか、握られている男は彼の手を上から掴み、自分の善い加減でソレを扱いている。  しかしジャスル様に「何を見てほしいんだ!」と、パシンッ…軽く尻を叩かれたユンファ様は怯えて顔を歪め――腰の動きを自然速めながら、声を張り上げた。 「っ見てください、僕がたねづけされる、ところ、…見て、ください、…しっかり見てください…!」    すると、彼らの周りを取り囲む男の誰か一人が「……この淫売めが……」――ボソリ、そうユンファ様を侮辱した。   「……――、…、…淫売…、…淫売……?」    不幸にも、ユンファ様の耳にもその言葉が聞こえてしまったらしい。――彼は、あまりの悲しみにかすべての動きを止め、ただ呆然として、はら、と虚ろな顔で涙をこぼした。  しかし…――ジャスル様はその人の細い腰を掴み、むしろニヤリとしてどちゅどちゅ下から激しく突き上げつつ。   「…ははは! 確かにのぉ、確かに淫売のようだぞユンファ、まるで娼婦じゃ、ほほほ、淫汁まみれでちんぽ両手に、ワシに跨がって腰を振っとるんだからのお!」   「……ぁ、…ぁ、ぁ、ぁ……」    そうジャスル様にさえ侮辱されながら、どちゅどちゅと下から激しく突き上げられ――ユンファ様はうなだれ、揺さぶられて嬌声をもらしながらも、呆然とした無表情であった。   「……あぁ…あ…あ…、…ぁ……」   「…ぬうう゛っ出る、…」    バチュンッと一際大きく突き上げられ――またナカに出されているらしいユンファ様は、あぁ…あぁ…ともはや言葉にならぬ声を、その半開きの赤く濡れた唇から唾液とともにもらし、うなだれ、虚ろな顔をしている。   「…いまお前はどうなっとるんだ、きちんと報告せんかユンファ!」――そうジャスル様にどやされたユンファ様は、ぼーっとしながらも。   「…は、い…今…たねづけ…、…僕の、中にいっぱい…だんな様の、子種が…出ています……」 「そうかそうか、きちんと受精しろよ?」――とは、周りの男たちが。   「はい…」   「孕め孕め…しかと孕めよ…、それが役目だ」   「……はい…」       「…………」    もはや周りの男たちさえ、そのようにニヤつきながら口にしている。――この汚辱によって命を断った側室もいたというのに、…凝りもせず、だ。        
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