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そして怪我してないか見てくれる。
『ああ…たんこぶが〜すみません』
[お?その猫…土方さんが怒ってたのは]
原田が話しかけるが誰も聞いていない。
それでも原田は負けずに話しかける。
[総司のやつが子猫を拾って来やがって勝手に飼い始めたという噂の]
『勝手じゃありません。許可は取りましたよ』
((許可をあげた覚えはねぇよ))
『げっ…土方さん。朝から嫌な顔を見た』
((てめぇ…))
『なんですか?副長』
わざと嫌味ったらしく【副長】とつける。
((いい加減にしろよ!総司!!))
『今日は寝起きがいいんですね。ああ…島原でも行って来たのですね』
「にゃー?(しまばら?)」
((これ以上、好き勝手は許さねぇよ!!))
『嫌です!捨てたら小雪が死んじゃいます。それじゃ可哀想すぎます』
沖田さんは守るように抱き締める。
まるで子を親が守るように土方を睨みつける。
土方は驚いた顔をするが、いつもの表情に戻して
((ここは…そういう場所じゃねぇって分かってるだろ⁉))
と怒鳴る。
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