はじまり

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突然、誰かが現れて入ってくる。 〈総司、なにている。朝餉の時間だぞ?お?〉 ブニっと音がして頭あたりが重くなって上がらなくなる。 『あー新八さん!小雪を踏んでます!退いてください!』 〈うお⁉いてっ…〉 『っ…ああ…子猫なのに…踏まれて…』 大事そうに抱き締める。 『どうして下を向いて歩いてないですか⁉』 「みゃー(頭、くらくらする)」 〈いって…押さなくてもいいだろう?気を失ってしまったじゃねぇか〉 『もう死んだらどうするつもりですか⁉』 〈んお?お?お?こいつか…総司が飼い始めた“まんじゅう“は〉 『まんじゅうではありません!小雪です!』 〈そうか、まんじゅうか〉 『せっかく元気になってたのに新八さんのせいで、また弱っちゃいました』 〈ちっせぇなぁ。まんじゅうみたいだ〉 ぐいっと覗き込む。
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