小さな台風

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縁側から落ちそうになった時に、誰かが受け止めてくれる。 ((たくっ…危ねぇな)) 『ッ…土方さん』 落ちそうになったのを助けてくれたのは 【鬼の副長…土方歳三】だった。 (副長、小雪は?) 土方は乱暴に掴んで怪我ないか見る。 ((大丈夫じゃねぇか?猫だしな)) 『そんな乱暴に持たないでください!』 ((あ?こうだろ。猫の持ち方は)) 「にゃー(はなして〜)」 『小雪が嫌がってます』 沖田は土方から奪おうと手を伸ばす。 それに気がついた土方は、ヒョイッと沖田の手を上手いこと退ける。 そのせいで大きく揺れて鳴く。 鳴いているが気づくことなく、二人は同じ行動とセリフを繰り返す。
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