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青年は思いついたように
『あっ…白くて大福みたいで雪みたい!』
と声を出す。
「にゃー(そうだね)」
『“小雪”はどうでしょうか?』
よほど気に入ったのか笑顔で見つめてくる。
「にゃーん(小雪でいいよ)」
長く鳴いて“いいよ”と伝える。
『わぁ、小雪。これからよろしくお願いしますね』
「にゃん(こちらこそ)」
『あ…僕の名前は”沖田総司”と言います。みんなからは下の名前で呼ばれてます』
「にゃーん(沖田総司さん)」
『ほら、しっかりご飯を食べてください。大きくなれないですよ』
とりあえずご飯を全部食べて丸くなった。
『フフッ…可愛いですね。食べちゃいたいです』
「にゃ⁉(逃げないと⁉)」
『ははっ本当に食べたりしないですよ』
沖田は『おいで』と言って手招きする。
それにつられて側にいく。
『もう一人じゃありません。僕が”家族”です。安心してココにいてください』
そう言って優しく撫でてくれる手とぬくもりに眠くなって目を閉じた。
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