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見惚れていると、沖田と目が合う。
吸い込まれてしまいそうな綺麗な瞳を持っていることに改めて気づく。
『そろそろ寝ましょうか?』
「にゃー(そうだね)」
『早く寝ないと、夜が開けてしまいますよ』
「にゃ(襖閉めてないよ)」
沖田の顔を前足で叩く。
『あ…閉めてなかったですね』
やっと気づいた沖田は、抱っこしたまま締めに行く。
『ううっ寒い』
沖田の身体が寒さで震える。
「にゃあ~(大丈夫?)」
『こうしていれば平気です。そうだ!』
いきなり大きな声で驚く。
『ああ…すみません』
「みゃー(どうしたの?)」
『明日、雪でなにか作ってみましょう』
「にゃお(おやすみ)」
鳴き声をあげると沖田はスヤスヤ寝てしまった。
それを見届けたあと目を閉じた。
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