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「はぁ…もうすぐ、11時…何かあったのかな…」
連絡を入れたのに、一向に返信が来ず、冷め切ってしまった料理にラップをしていく
「どうしよう、事故とか事件に巻き込まれててたら…」
不安になりながらお腹を摩り、ただひたすら彼の帰りを待つ
深夜1時を過ぎてやっと彼が帰ってきた
「陽太!遅いよ!!何かあったの?大丈夫?怪我とかしてない?」
彼の安否を確認し、ホッとしていると何処か怖い雰囲気で「話しがある」と言われた
「別れて欲しい」
信じられない言葉に思考が回らない
「え?冗談だよね?笑えないよ」
「彼女に子供ができた」
頭が真っ白になっていく
彼女?子供?何、言ってるの?
「俺が子供好きって知ってるだろ?
βの俺とΩの樹では、やっぱり難しいし、俺の事をいつも支えてくれる彼女と一緒になりたい
だから、別れて欲しい」
お腹が痛い…
頭がガンガンする…
気持ち悪い…
お腹が、ズキズキして…
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