レッスンのハジマリ

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私に押し倒された部長は、少し気まずそうにこちらを見つめながら、、 「……俺は、何をすればいい?」 なんて、可愛い質問が飛び出してきたので。 「ん?何にも、しなくていいですよ」 ずっとずっと、シてみたかったことを…試させてもらうことにした。いつもいい匂いがする部長の首元に顔を埋めるのはひとつの私の夢だったのだ 「……っ、よしの…?」 突然、首元に顔を埋めた私に戸惑うような声を掛けてきた部長。……あれ?今の私は部下では無いはずでしたよね? 再び顔を上げて、上から部長のことを睨みつける 「……さ・なっ!」 「……あー…悪い、いつもの癖で、」 「……さーなっ!」 「………沙奈、」 「次また芳野って呼んだら、一弥さんが”やめて、嫌だ”って叫びたくなるようなこと…いーっぱいしちゃうと思うんで…気をつけて下さいね?」 額に軽く口付けてそう言ってみせると、少し恥ずかしそうに表情を崩した彼を見て…このまま最後まで奪ってしまいたくなる欲を必死で抑える。 ……焦っちゃダメ、少しずつだよ、、 そう、たくさん焦らして…彼の方から私のことを求める日が来れば、きっとその時こそ呪いが解けたということになるはずだから─… 焦らしプレイで、部長を攻めに責め続けたいと思います。
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